
介護派遣に興味があるんだけど、派遣切りとかないのかな?
実際はどうなんだろう?
今回はこんな疑問にお答えします!
- そもそも派遣切りってなに?
- 介護の派遣切りはある?
- 派遣切りにあった話【実体験】
- 派遣切りに合わないためにはどうする?
- 派遣切りにあってしまった時の対処法

\ この記事を書いている人 /
派遣介護士歴4年、派遣会社3社から7施設への勤務経験があります。
そもそも派遣切りとは?雇い止めとの違いは?
ただ一般的にはどちらの場合も「派遣切り」と呼ばれる事が多いみたいです。
専門家でもない限りそこまで詳しく明確な違いを持って「派遣切り」という言葉を使っている人は少ないのではと思います。

筆者も自分で調べるまでは違いがあることを知りませんでした。
ややこしいのでここからは「派遣切り」で統一していきますね。
介護の派遣切りはあるの?
結論から言うと介護の現場では通常ではよっぽど派遣切りに合うことはありません。
介護の現場では慢性的な人手不足が懸念されており、ギリギリの人数で現場を回している為です。
例外的に人員過多な状態になったとしても離職率の高い介護の現場ではそれがなかなか続かないのが実態です。
そのため、派遣切りに会う可能性は限りなく低いです。
にもかかわらず筆者は運悪くレアケースに当たり、いわゆる「雇い止め」にあってしまいました。
実話【コロナ禍の影響で派遣切りに】
ここからは私の実体験をお話しします。
なぜ売り手市場の介護の現場で派遣切りに遭ってしまったのか?
結果から申し上げますと「コロナ禍の影響で施設の業績が悪化し、人件費削減せざるをえなかった」ということです。
悲しい・・・
本当にコロナはけしからんです・・・
契約更新が決まった翌日のことでした。
突然、「人員充足の為、次回の契約更新はなくなった」と派遣会社から連絡があったんです。
え、昨日更新決まったばっかりなのに…
しかも人員充足って先週社員さん2人も辞めたのにどういうこと!?
意味不明ですよね。納得がいきませんでしたが、派遣会社は「更新出来ない」の一点張り。
モヤモヤを抱えて次の日出勤。
派遣先からはきちんと謝罪があり、業績悪化が理由であることと、私だけではなく他の派遣さんも全員辞めてもらわなければいけなくなったと説明がありました。
当時勤めていた施設は大元が医療法人。
クリニックの他にデイサービスとサ付き、老健が併設されていたのですが、そのデイサービスの利用者がコロナにより減ってしまった事で業績が悪化し、派遣を雇う余裕がなくなってしまったそうです…
こればかりは仕方ないですよね…
それまで4つの施設に派遣として勤めてきましたが、派遣切りにあったのはこれが初めてでした。
コロナ禍の現在、小規模多機能型施設やデイサービスなど「通い」を中心としたサービスを派遣先に選ぶ場合は、覚悟したほうが良いかもしれません。
派遣切りに合わない為にはどうすれば良い?
私のようなケースは致し方ないとして、ここからは派遣切りに合わない為にはどうすれば良いか?ということについて解説していきます。


えっ介護の派遣切りはよっぽど心配しなくていいんじゃなかったの!?
【基本的には】です!
派遣は高時給ですし働く人物にあまりにも問題がある場合、稀ですが派遣切りに遭う可能性もありますよ!
なんでもOKというわけにはいきません。
当たり前にできることを積み重ねよう


そりゃそうだよね。
じゃあどうしたらいいかな?
簡単ですよ!
当たり前のことが当たり前にできていれば良いんです。
介護の現場は常に人手不足で、職員の入れ替わりも激しい職種です。
しかし安全に利用者さんの介護にあたる為には、安定した職員数の確保は不可欠。
そんな中いつも【当たり前】に出勤してきて、【普通】に仕事を任せられる人物というのは、現場にとってとても大切な存在になります。


なるほど!
特別なことは必要ないんだね。



そうです。
安定した人材は重宝されますよ。
では当たり前なことにはどんなことがあるかみていきましょう。
【報告・連絡・相談】を怠らない
介護の本質は、利用者さんの生活の質【 QOL 】の向上にあります。
その為にはその方を多方向から見つめ、観察し、その方には何が必要か?看護師などの他職種と情報共有していくことが大切です。
いわゆるこの【ほう・れん・そう】が出来ていない方は意外と多いです。
日頃から利用者さんをよく観察して、小さなことでも報告する癖をつけましょう。
遅刻、急な欠勤を繰り返さない
もし何らかの事情で遅刻・欠勤を免れない状況になった場合、間に合わないと分かった時点で派遣先と派遣元に電話連絡を入れるようにしましょう。
それだけで随分印象が違います。
介護の現場の場合、やはり人材不足の為カツカツの人員でシフトが組まれている事が多いです。
出来れば代わりの人員を確保できた方が良いので、なるべく早めに連絡する事が大事です。
特にはじめの印象は大事。早めに家を出るなどして派遣された直後は特に気を付けるようにしよう!
自分の時給について他言しない
これは派遣会社からも言われますが、トラブルに発展することがあるので自分の時給を派遣先の職場の人に明かしてはいけません。
ほとんどの場合、直接雇用より派遣の方が時給が高いことが多いためです。
もし自分の時給が直雇用の皆さんより高かったら…そしてそれが知れ渡ったら…ちょっと気まずいですよね。
現場から必要とされる存在どころかトラブルの発端となった迷惑な存在になってしまいますので気をつけましょう。
どれだけ信用している人に聞かれても、「時給のことは言えない事になっている」とはっきり言いましょう。
もし派遣切りにあってしまったら?


自分なりに頑張っていたのに、次の更新をしてもらえなかったよ…。
悔しいし、悲しいですよね。
自分の何がいけなかったんだろう…と考えてしまいますよね。
やはり派遣として勤めていく以上は、「派遣切り」のリスクはデメリットとして受け入れるしかありません。
どれだけ頑張っていても、業績悪化や人員充足など施設の経営状態の影響を真っ先に受けるのはコストのかかる派遣だからです。
そしてもし派遣切りにあった場合、働く側には理由を請求する権利があります!
説明が不十分だった場合はしっかり権利を主張して、納得いくまで説明して貰いましょう。
まとめ
- 売り手市場の介護業界では、基本的に派遣切りについては心配しなくて大丈夫。
- しかしそれは誰にでも当てはまる訳ではなく、【現場から必要とされる人材】になれるよう努力しよう。
- 現在は例外としてコロナの影響もある。
- 派遣という雇用形態を選んでいる以上、派遣切りのリスクがあるということは念頭に置いておこう。
なんか派遣で働くのって大変そう…と思われた方もみえるかもしれませんが、派遣にはメリットがたくさんあります!
筆者は派遣切りを経験しましたが、それでも育休後の復帰はやっぱり派遣で!と考えています(´∀`*)
\ 下の記事も参考にしてみてくださいね /
執筆者 さめきち(@samekichi555)
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